| 「村山方言」付属語の部屋 |
方言大好きな自分は方言を聞くとついうっとりしてしまいます。ではなぜそれが方言であると即座に判断できるかというと、自分が普段使っている日本語との違いを一瞬にして聞き分けるからですね。耳から入って頭の中で方言を方言たらしめる要素があるからだと思います。その要素として、私は三つのものを挙げたいと思います。 一つが、言うまでもなく自立語の語彙。新聞やテレビでは使われない語彙を聞くとまず人は「あ、方言だ」と判断するでしょう。一度聞いただけではさっぱりわからない独特のものもあるでしょうし、例えば津軽弁で「雪」にまつわる語彙が多いように、その土地ならではの語彙の豊富さもあると思います。 もう一つが、アクセント・イントネーションといった表記不可能な違い。音感的な訛りとでも呼びましょうか。共通語を話していても、普段方言を使っている人はアクセントに違いが出てきます。また、東北弁に多い母音や子音の微妙な違いや、江戸っ子の「シ」と「ヒ」の発音なども、これに含んでいいと思います。いくら方言辞典を見ても、これは実際聞いてみないことにはわからないでしょう。 そして三つ目に挙げるのが、私が一番注目する「付属語」。いわゆる助動詞・助詞のことですが、この違いというのが「方言らしさ」にとどめを刺している気がします。 たとえば方言の名詞であれば意味さえ聞けば次からはその単語を使えるようになります。 動詞なら、共通語の動詞の知識(というか感覚)から、意味さえわかれば活用して使ってみることもおおよそできるようになるのではないでしょうか。 しかし、付属語をマスターして使いこなすようになるには、外国語と違ってCDつきのテキストもあるはずもなく、その土地に実際住んでみなければまず無理、というほどの難しさがあると思うのです。 ここでは助動詞と助詞の用法と、助動詞については活用を、例文を挙げてご紹介していきたいと思います。方法はいたって簡単、共通語の用法(と助動詞では活用)をそのまま山形弁に適用していくというものです。 共通語における助動詞の分類には橋本進吉博士の分類をそのまま使用。理由は、管理人が中学生・高校生くらいだった頃教科書で見た分類と違和感ないから。(←安易)) 助詞は山田孝雄博士によって始められた最も一般的な六分類を使用。 ※なんだか一人部屋で自分の使っている方言を繰り返し繰り返しつぶやいているうちにすっかりモマイしてしまいました。村山弁ユーザーの皆さん及び日本文法に詳しい皆さん、ぜひ目を変えていただき、間違っていたらご指摘お願いします。 ※ここで使っている文法用語の主なものは 転訛・・・訛ること。 撥音便化・・・「ん」になること。 促音便化・・・「っ」になること。 有声音・・・濁点がついているやつ。 清音・・・濁点がついていないやつ。 です。 |